ダイバーシティ ( Diversity ) という言葉の意味自体がまさに多様であるため、しっかりとした目的意識や意味づけがなされていないと、曖昧な話になってしまう危険性が有ると弊社では考えております。
我が社ではIT産業の中で成長するのに、「年齢・性別・人種・国籍・教育・未既婚といった属性軸(ダイバーシティ)が本当に有効なのかどうか?」また、「勤続年数・正社員・派遣社員・契約社員・アルバイトといった属性軸(ダイバーシティ)が有効なのか?」を考えてきました。
答えは『否』です。
基本的に、『年齢・性別・人種・国籍・教育・未既婚』といった属性軸や、前職での『勤続年数・正社員・派遣社員・契約社員・アルバイト』といった属性軸と、弊社での職業適応性についてはほとんど相関関係が無いことが弊社の採用活動の中で明らかとなりました。
社員が他社と比べれば比較的高年齢であることからも、上記属性軸を基準としていないことの表れでです。
またよく考えれば、一人一人の人間も元々さまざまな属性を持つ多様な存在で、ダイバーシティは人生の中で変化していきます。健康な若者も不摂生が続けば長期入院することもあり、スキルの無い人間でも本人の努力次第でスキルは身につけることが出来ます。
家庭環境が変わり、介護をしなければならない家族が生まれることで就労時間に制限が発生することもあります。
年齢、健康状態やスキルは当然のこととして、自分の価値観、家族の状況によって同一個人の中でもダイバーシティ ( Diversity )
は変化していきます。同一のダイバーシティ ( Diversity ) のままで人生を終える人間は皆無であると言って良いでしょう。
我が社では、個々人の変化するダイバーシティ ( Diversity ) に応じて仕事の内容を変えていくことで、誰もが安心して働ける職場を作りたいと考えております。